佐野眞一さんの「昭和の終わりと黄昏ニッポン」を読んだ

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興味深いフレーズや情報、重たい話も多いのですが、「自殺大国ニッポンの正体」の章はそれまでの章が前奏だったかと思うような重くリアルな描写がありました。怒気をはらんだような強くみせたろという迫真の文章に見えますが。「人の首が転がってきた」とか、ノンフィクションは他の言葉で変えられない出来事がいくらでもあるのかもしれません。

最初に佐野眞一さんの本を読んだのは「東電OL殺人事件」で、興味本位でジャケット買いした結果、読んだ物全てを受け入れるつもりで読むわけでもないのですが、影響されやすく更に著作物を読んで見たくなることはあるもので、

実用本や社会学・経済学・文化人類学の教材的な本、自然科学の本を読む機会が多かったのですが、最近歴史を読むようになりました。池上彰先生が「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」とおっしゃったからです。
佐野眞一、吉村昭、山田風太郎、大江健三郎、半藤一利、小説ものも多いですが知るきっかけを開拓しているつもりです。
そういう本を読んで、もっと古くてルーツになりそうな図書も徐々に読む習慣が出来て来ました。
あと、wikipediaで調べます。漫画も好きなのですが1巻で終わらないのが辛いです。

そんな感じです