劇団アカズノマ 第2回公演『夜曲』を見た!感想※ネタバレあり

劇団アカズノマ 第2回公演『夜曲』
作:横内謙介
演出:七味まゆ味
出演→http://akazunoma.me/2018/11/

アカズノマの夜曲を見てきました。
初日と2日目昼を見て、美味しいものをたくさん食べてきたのでそれを書きます。

ストーリーは現在と過去が交差し、男女が入れ替わり、正義と悪が入れ替わる。更にシリアスな場面とコミカルな場面が入り乱れる。
見ても”難しい”、演じても”難しいだろうな”と感じる作品でした。
七味さんは「露出狂」(劇団アカズノマ第1回公演)からステップアップするために「作品解釈の必要な戯曲がいいと思った。」と話しています(パンフレット)。

(難しさついでに未だに腑に落ちない点を書くと、シロウの死ぬのが先だったのか、千代の死ぬのが先だったのか、これがわからない。
もしシロウが先なら千代を殺す必要はなく、千代が先ならシロウが生き返る必要もなかったのではないかと…。)

その中で、これがストーリーのポイントだろうなと思えるもの、それは主人公のツトムが何をきっかけにマッチを手放し、何をきっかけにマッチを取り戻すのか?
マッチが象徴的に描かれているのは、きっと作者が優しくわかりやすく示してくれているからに違いない。
しかし、ツトムがマッチを手放したのは「分かりやすいのが好き」なツトムが「正義(十五)が悪をやっつける」という分かりやすいシチュエーションに出会ったから。マッチを取り戻したのは十五に現実を突きつけられる出来事があったから。と考えると、やっぱり少し”難しい”気がします。
なぜなら(こちらもツトム同様に)分かりやすい解釈を求めてるのに、現実は分かりやすくないよと突っぱねられるから。
最後のツトムの台詞の真意というのも計りかねるので私は大分理解が足りてないかもしれません。
理解しなくても十分楽しむことはできます。それに人生の難解さは理解するものではないというのは本当のメッセージかもしれません👊

役者さんは今回も他の劇団やフリーの方々、それから生演奏の岡田さん、衣装のやまりな、グッズ企画、などなど裏方の皆さんの強力なサポートがあったようです。

また役者さんは助っ人で呼ばれるくらいになってはじめて成り立つお仕事かと思いますが、やっぱり今回も際立って上手だと思う方が集まっており、森下さんや丸山さんは迷いなく演じてるように見えました。十五役の中嶋さんと三浦さん(役替り)はそれぞれ異なる十五を違和感なく演じていました。
個性的な役者さんが集まり、一つの舞台を作ることは、かっこよく魅力的だと感じました。

今回はあんちゅ(石塚朱莉)のツトムもすごく良かった。森下さんが「深化している」という言葉を使っていましたが。2度めに見たときのほうが確かによく見えました。少年の役がどハマリしてたように思います。きっと20歳超えた男性が演じる少年よりも少年ぽさが出せている。大河ドラマ「いだてん」で中村勘九郎演じる金栗四三はやはりおじさんのランニングだろうと。六角精児さんも昔ツトムを演じたことがあるそうで、髪型以外どんなふうに少年を表現したのか見てみたい。しかしあんちゅのツトムは良かったと思う。本来とても美人のあんちゅです。劇団主宰者であるあんちゅが少年と美少女を両方できるのは劇団にとって武器になるだろうなと感じました。

見てると汐月さんの演じる黒百合は場面によってバックボーンが変わる。ある場面では女性らしくかわいい女の子、ある場面では強い女性、またある場面では…それを自然に演じ分けるのは凄いなと思いました。
同じことを、サヨ/千代も言えると思いますが、放火を勧めるサイコパスらしく、可愛らしく和ませながら、最終局面では自分を焼いてくれと言う豪胆を見せる。なる(古賀成美)と河北琴音ちゃんはそこに”挑戦”した舞台だったんじゃないかと思います。解釈はできても表現するのは難しいなと。2人とも豊かな感性のある役者だと思います。千秋楽までにどれだけ”深化”したのか気になる2人でした。

ご飯はあまからさんが通る(YNN)のお店など充実しました。ABCホール(新福島駅・福島駅)近くにも美味しそうなお店がたくさんあって、今回は大洋軒さんしかいけませんでしたが、次回の探索が楽しみです。

アカズノマ夜曲出演陣
古賀成美・石塚朱里(Tシャツデザイン弟)
衣装・山尾梨奈と。センスの抜群パーカー
ABCホール
心斎橋「紅虎軒」(YNNあまからさんが通る)
心斎橋「紅虎軒」無頼漢担々麺(YNNあまからさんが通る)
福島駅大洋軒」酢豚定食
四ツ橋「ラヴィリンス」(YNN元祖あまからさんが通る)
四ツ橋「ラヴィリンス」古賀成美・河野奈々帆サイン横向き色紙
中津「スパイスカレーまるせ」(林萌々香修行の地)

新福島駅周辺