(石塚朱莉 出演)舞台『メロメロたち』を見た!※ネタバレあり



メロメロたち公式HP
waruishibai.jp/mr2/
【出演】
植田順平 ・・・ 雑味葉蔵
渡邊りょう ・・・ 神谷ふりかけ
中西柚貴 ・・・ 逆走たみ
呉城久美 ・・・ 逆走衆子
北岸淳生 ・・・ 近藤夢
畑中華香 ・・・ トモ子
長南洸生 ・・・ 花巻絶対
岡田太郎 ・・・ 桜坂恋
山崎彬 ・・・ 蒔田柊
(以上、悪い芝居)
石塚朱莉(NMB48) ・・・ 生恥つづき
大久保祥太郎(D-BOYS) ・・・ 一万緑朗
アツム(ワンダフルボーイズ) ・・・ 蟹玉雨太郎

【会場・日程】
●大阪公演HEP HALL
2016年7月15日(金)~20日(水)

●東京公演
赤坂RED/THEATER
2016年7月26日(火)~31日(日)
トレーラー第一弾
トレーラー第ニ弾


ほぼ初の舞台観劇でした!
昔高校で見た舞台と違い近くで表情まではっきり見えて迫力凄いですね。
テレビとも違いどの役者さんの表情を見るのもこちらの自由。場面場面でいくつもの顔が見れて舞台面白いな!と思いました。
なお出演者皆さん重要な役で、石塚さんも見所聴き所のある役を演じてます。
誰が見ても初めて見る石塚さんの魅力に触れられると思います。
舞台関係者の皆さんお疲れ様です。引き続き、大阪・東京公演がんばってください!


物語は…日本で150年ぶりの内戦とロックバンドの話ということなので、
西南戦争(1877年)から150年。現在の10年後の世界。くらいの感覚で見てました。
戦争モノというよりはロックバンドの設定が一貫していたように思います。
音・楽器・歌が見応えあります。
「ロードムービー」の意味は戦中・戦後の時代と場所を移動する「ロードムービー」ということだったと思います。
地元ネタみたいなのもちょいちょい出てきて、私は関東で大学生やってたのでそれで結構笑えました。
「天邪鬼」も大事なテーマだったように思います。
登場するキャラクターの性格であり台詞がなかなかひねくれていて、
「精神的なキンタマついとんのかと聞いとんねん!」
と啖呵を切る男勝りな生恥つづき(石塚さん)の戦争という現実に直面した結果色々と浮き彫りになる過程には見応えありました。
石塚さんと役柄との接点も多少なりあったのかな?と思う設定もありました。もう1人、常識人の緑朗(大久保さん)にも注目してみると良いのかもしれません。


かっこいい場面、シリアスな場面、感動的な場面と、笑いもあり舞台素人の私も終始楽しめましたが、
序盤は不意をつかれた感じがしました。
ただ強烈なものを見せられて舞台の世界に引き込まれていった感じもします。
逆走たみ(中西さん)と衆子(呉城さん)の親子が出てくるあたりからストーリーの輪郭が見えてきました。
呉城さんの演技独特な空気が一変してて面白かったです。


くすぐりを結構多く挟んできます。
松本大洋、おっぱい、コンビニエンスストア…
キャベツの千切りのくだりは悪い芝居さんが公開している過去の舞台動画でも出てきましたが、こだわりでしょうかw
キャベツの千切りとか学徒動員とか細かいことすっぱり切り去ってるのは特徴だったと思います。
ちょこちょこくすぐり入れつつストーリーを組み立てていく漢字は新作落語みたいな世界観やなと思いました。


石塚さん舞台度胸さすがでした。
これから観に行くかた多いと思うので、
核心には触れられませんが、
貴重なものを見たと思ってます。
まだ他の演者に比べると足りない部分もあったかもしれませんが、
細かい表現が上達するともっと感動が与えられるんだと思います。


パンフレットでは舞台の世界の続きが読めます。
つづき(石塚さん)の自筆らしき手紙もありました。
舞台稽古の様子もありました。
現在読んでいます。


以上です