映画『アイアムアヒーロー』を見た!※ネタバレ注意

映画『アイアムアヒーロー』
http://www.iamahero-movie.com/
キャスト
鈴木英雄 - 大泉洋
早狩比呂美 - 有村架純
伊浦 - 吉沢悠
サンゴ - 岡田義徳
てっこ - 片瀬那奈
中田コロリ - 片桐仁
松尾 - マキタスポーツ
三谷 - 塚地武雅
アベサン - 徳井優
タクシー運転手 - 村松利史
藪(小田つぐみ) - 長澤まさみ


映画は”グロ映画”に分類できるようです!
原作は読んでいません!が面白いらしい!というのは伝わってきております。
私はグロのジャンルについてこだわりはなく、今作はむしろ
「ゾキュンパニック!」
「この感覚についてこれるか!」
という予告を見て、
これはスルーやな!
と決めこんでいたのですが古賀成美ちゃんとうどん姫が観に行ったという報告があったので、
観に行く!
強い動機は持たないように心がけています!

グロ映画の特徴だと思いますが。観に行くからには
”グロいもの”の描写、どんな個性あふれる化け物めいた物が出てくるんだろう!
という期待は抱いておいた方がいいのかな?と思います。
グロいものが見たくない人にはもしかしたら不条理さだけが強く残る映画かもしれません!

今作登場する個性的なやつは、
まず主人公大泉洋の恋人役片瀬那奈さんのゾキュン(ゾンビ)!
原作ではわからないですが、彼女はいきなりゾキュンになります。
何の脈絡もなく!
恋人関係のストーリーも漫画家としてのエピソードももう必要ないと言わんばかりに、
そもそもゾキュンはウイルス感染のアレだ!という漠然とした前提だけ理解すれば良いという形で。

片瀬那奈さんのゾキュンは関節が固い貞子のようなゾキュンでした!
役者さんのイメージは大丈夫かと心配になりますが、片瀬那奈さんも今や色んな映画・ドラマで大活躍ですね。
「マネーの天使」では矢倉楓子と共演、「松本清張スペシャル地方紙を買う女」では渡辺麻友と共演
他にも「鼠、江戸を疾る」、「闇金ウシジマくん」などなど、
私はそれほどドラマも映画も見てないほうだと思いますが、好きなドラマで良くご活躍してる場面に出会う俳優さんです!普通のモデルさんやな!すぐ消えるな!と失礼なことを思っていましたが本当に大活躍です!

もう一体個性的なゾキュンといえばやはり高跳びの陸上選手
最初は過去の自分を引きずって何もない所を跳び続け自傷するセンセーショナルに虚しいやつだな!という登場でしたが、彼にはゾキュンとしての才能が人よりあったようで!
彼のゾキュンとしての活躍がこの映画の見所と思ってます!

そして、もう一体謎のゾキュンが登場しますが、ヒロイン役の有村架純さんのゾキュン!
存在意義が謎なのでどこで活躍するのか!と気にして見ていました!
ただとてもかわいかったです!そして、彼女が実は強い設定だと分かる富士山麓で相手の首をポキンとやってるシーン!映画テラフォーマーズの予告にも同じような倒し方が登場してますね!

もっと変な強いゾキュン、変なゾキュンいてもよかったかと思いますが、丁度見やすい具合だったのかと思います。
最終的に彼らはゾキュンや人間のしがらみを抜け出し車で去っていくわけですが、その車はどこへ向かうんだ!世界はどうなってしまうんだ!という不条理を経験できる映画だと思います!


最後に、

グロ映画こだわりはないと書きましたが、振り返るといくつかグロ映画を見てきたので印象的だった映画をここに載せときます!

映画『Z108地区 ~ゾンビ包囲網~』・・・台湾の映画です。アイアムアヒーローと割と世界観は似てると思います。ホラーと違ってゾンビ映画はベースがウイルスとか化学兵器とかで世界的に違いはないのかもしれないですが、アイアムアヒーローの撮影場所は韓国だったそうで、こういう映画を撮る人にとっては韓国台湾の方がやや羨ましい環境?なのかもしれないですね。

映画『Z108地区 ~ゾンビ包囲網~』予告編



『武器人間』…オランダ・アメリカ合衆国・チェコ合作だそうです!全部ナチスの敵国ということで当時をモチーフにした映画です。初心者の私には非常にグロい映画だと思ったので見る方は気をつけてください!”武器人間”とはゾンビの亜種だと思いますが、個性的でおぞましくて、殺戮的で、「これがグロ映画なのか」と思わされた映画です。

『武器人間』日本版予告編(大山のぶ代ver./Japan Edition)



死体解剖医ヤーノシュ・・・これは死体解剖医のドキュメンタリー映画です!養老孟司さんの「解剖学教室へようこそ」、大江健三郎さんの「死者の奢り 」など読んでいた時期なのでみよう!と思って珍しくツタヤでレンタルした映画です。死体にメスを入れて内蔵オープンするのでグロい映画の要素はあると思います。でも本来死体(仏様)にグロというのは失礼で、物体あるいは神聖なものと捉えるべきなのかもしれないですね。


以上です!