福岡SBホークスの圧倒的強さを支えるのは「3軍」ではなく西武ライオンズじゃないのか

こういう記事があった。

ホークスの圧倒的強さを支える「3軍」の正体 選手が自然と育つ仕組みがそこにあった | オリジナル - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/87722

記事には「3軍はたくさん実戦経験が積めるのがメリット」「潤沢な資金があればこそ」と書いてある。
「育成指名の選手を保有できるメリット」も書き加えるべきだと思う。
プロ野球は「支配化登録選手」の数が70人までと決まっており、「育成選手」ならその制限を受けず、その代わり制約がつく。2位以降完全ウェーバー制の今のドラフトで成功例を増やす数打ちゃあたる作戦を実践するための3軍という位置づけもあるはず。ソフトバンクがドラフトで指名する選手の数は他球団に比べて多い。2番目に多いのが巨人。

育成枠制度が出来るに当たっては元巨人の清武代表の強い推薦があったらしい。
巨人もソフトバンクの3軍に当たるチームを持っていたようだが、清武代表の失脚に伴い今は宙に浮いているんじゃないだろうか。それに比べればソフトバンクは確かに上手くやったようだ。千賀投手、亀澤選手(中日)、立岡選手(巨人)ら若手の輩出実績は阪神ファンから見れば羨ましい限り。選手の調整の場としても機能しているようだ。

支配下選手登録 wikipedia
育成選手制度_(日本プロ野球)


だが、それよりもっと効率的で即戦力な仕組みがソフトバンクの強さを支えてるんではないか(これが本題)。
それは西武ライオンズ、横浜ベイスターズからソフトバンクへ移籍した選手。
特に西武ライオンズは黄金時代から優秀な選手を多く輩出し、今では名監督も輩出している。
その恩恵を多く受けているのがソフトバンク。
古くは広島カープが一大供給地と呼ばれていたが、西武ライオンズほどではないだろう。
ベイスターズも内川、吉村、村田らを放出し、一方では「勝てない」と嘆いている。
勝てないのは当たり前だろう。

選手を育て放出するチームと、獲得して勝つチームの2極化は主に資金力から来るのだと思う。資金があればこそ球団を運営できるのかもしれないが、しかし…
選手を放出すればチームに空きが出来て、チームは下位に沈みしドラフトでは指名順が有利になりまた新たな選手が育ち、また放出する。
放出するのにもいちいち理由をつけて見苦しい。
各チームペナントを競い合い勝つために編成を組んでるはずなのに目的も行動も異なっているチームがあるような気がしてならない。
もちろん、ヤクルトや西武が優勝したり、ソフトバンクの生え抜き選手が育ったりと、他球団からの補強だけで勝敗が決まるわけではないが、その傾向があるんじゃないかということで、正確でもないが表も作った。
私は西武がまともに選手を重用すれば今年もソフトバンクと優勝争いを繰り広げていたと思う。同じリーグの直接のライバルなのだから、ソフトバンクに一矢報いることもできたろう。なぜそれをしなかったのか。
「結果が全てのプロ野球」ならば「他球団を勝たせるな。ちゃんとやれ」と言いたい。



西武ライオンズ


広島カープ


横浜ベイスターズ





移籍初年度 選手名 移籍先 移籍先での実績
1994 秋山幸二 福岡 パ1999優勝,パ2010優勝(監督),パ2011優勝(監督),パ2014優勝(監督)
1995 工藤公康 福岡→巨人 パ1999優勝,セ2000優勝,セ2002優勝,パ2015優勝(監督)
1997 清原和博 巨人→大阪 セ2000優勝,セ2002優勝
2000 江藤智 巨人→西武 セ2000優勝,セ2002優勝,パ2008優勝
2003 金本知憲 阪神 セ2003優勝,セ2005優勝
2004 松井稼頭央 メッツ→ロッキーズほか→楽天 大2007優勝,パ2013優勝
2005 シーツ 阪神 セ2005優勝
2006 豊田清 巨人 セ2008優勝,セ2009優勝

松坂大輔 レッドソックス→メッツ→福岡 大2007優勝
2008 和田一浩 中日 セ2010優勝,セ2011優勝

黒田博樹 ドジャース→ヤンキース→広島 大2008優勝,大2009優勝,大2012優勝

新井貴浩 阪神
2011 細川亨 福岡 パ2011優勝,パ2014優勝,パ2015優勝

内川聖一 福岡 パ2011優勝,パ2014優勝,パ2015優勝
2012 帆足和幸 福岡 パ2014優勝

村田修一 巨人 セ2012優勝,セ2013優勝,セ2014優勝
2013 中島裕之 アスレチックス→大阪

吉村裕基 福岡 パ2014優勝,パ2015優勝

サファテ 西武→福岡 パ2015優勝
2014 涌井秀章 ロッテ

大竹寛 巨人 セ2014優勝