プロ野球が過渡期!「セ・リーグ全球団負け越し」「監督交代」「賭博」ほか2015-2016野球ニュース

2016年プロ野球の開幕(3/25)が迫り、賭博問題など揺れる中ですが、他にもいろいろとニュースありました。流れを見ていれば全てが過程に見えてくるということで、気になったニュースをピックアップしてみました。

鳥谷残留…2015年オフにはSB松田選手も残留することが決まりました。今でもスター選手のメジャー流出は続いていますが内野手は需要が低いようなので引き止めやすいのかもしれません。ポスティングなら日本球団側にも上限2000万ドルが入るだけに引き止めるより後継の選手を上手く育てる方が旨いと考える球団もありそうです。選手の流出が多い球団はそれが本望なのかもしれないと考えるようになりました。

カープ女子…今最も野球人気の救世主的存在なのが女子ファンじゃないでしょうか。野球も女子を中心に動くことが増えそうです。

セ・リーグ全チーム借金…これはセパ交流戦でセ・リーグが負け越していることが原因ですが、2リーグ制を敷く以上日本一を決める日本シリーズが最高峰であるべきなのでとても重大なことだと思います!ドラフトでも有望な高校生はパ・リーグへ行く傾向は続いており、ダルビッシュ、涌井、まー君に続くエースはまたパ・リーグから出そうです。そしていずれ米国へ行くでしょう。この傾向は良いんでしょうか。見直すべきです。それから弱いセ・リーグが若い新人監督を登用する流れは果たしてどう影響するのか今年の交流戦はセ・リーグにも頑張ってほしいものです。

清宮フィーバー…2015年夏の甲子園は清宮フィーバーでにわかに活気づいたことは驚きました。甲子園の来場者も増えた(?)ように見えました。テレビの視聴率は確かに上がったようで、過熱報道とも言われましたが効果があがるんですね。その中からオコエ選手や平沢選手など注目選手がプロ入りし活躍が本当に楽しみです。

賭博問題…これはもっとちゃんと対応しないとだめですよね。最初の発覚では”選手個人の問題”がNPB・球団の公式の見解で実質球団へのペナルティはなかったに等しく、”役員の自主的な報酬カット”に止まったわけで、ドラフトにもしれっと参加してました。内部での調査はしっかりと行われず2度目の発覚を迎えるわけですがやはり”役員の自主的な辞職”に止まりました。2段構えなのもおかしな話です。全然解決されていないししっかりしてほしいです。

原監督辞任、高橋監督就任…賭博を公表する前(内部的には発覚していた)段階で原監督が辞任し空白期間を経て現役の高橋選手が監督就任する流れはやはりおかしいですね。

金本、ラミレス監督就任…これによりセ・リーグ全球団が40代監督ということになりました。2014シーズンから選手兼監督の谷繁監督が最長で、5人が外野手出身という珍しい事態かと思います。投手・捕手出身の監督は名監督が多いと言われますが場合によってはパ・リーグとの差が益々開くかもしれません。それだけは避けたい所です。更に現役時代はスター選手だった監督ばかりで偶然の一致とは思えません。2軍監督もなかなか豪華で阪神は掛布雅之、中日は小笠原道大、巨人は斉藤雅樹が就任しています。阪神はネットで2軍の試合放送を開始しましたので私も掛布監督の勇姿をみることができました。

 現役時代の印象が色濃く残っている高橋由伸(巨人/41歳)、金本知憲(阪神/48歳)、ラミレス(DeNA/42歳)が新監督に就任したことにより、真中満(ヤクルト/45歳)、緒方孝市(広島/48歳)、谷繁元信(中日/46歳)を加えたセ・リーグの監督全員が40歳代に若返った。

 パ・リーグも楽天の梨田昌孝新監督(63歳)以外は、工藤公康(ソフトバンク/53歳)、栗山英樹(日本ハム/55歳)、伊東勤(ロッテ/54歳)、田邊徳雄(西武/50歳)、福良淳一(オリックス/56歳)が来季50~56歳なので、近年の感覚から言うと相当若い(年齢はいずれも来季の満年齢)。
セ・リーグ監督が全員40代に若返り!高橋、金本、ラミが期待できる根拠。|Number

巨人がドラフトで16人の大量指名、3軍設置?…支配下ドラフトで8人、育成ドラフトで8人を指名しました。プロ野球は支配下に置ける選手の人数は限られており、育成枠という制度を利用し3軍を作りソフトバンクが優勝し…という経緯、それから賭博絡みで巨人の選手がいなくなったという経緯も暗にあるわけですが、とりあえず巨人は3軍を作るということを言ってます。育成枠8人の内4人は武蔵ヒートベアーズという独立リーグのチームでそっちの選手のやりくりは大丈夫なのかと考えてしまいますが、3軍が脚光を浴びると共に独立リーグとプロ野球の関わりも気になる所です。

SB育成選手白根がトライアウト受験…トライアウトは基本的にチームを解雇され自由契約となった選手が再契約先を見つけるために受けるものですが、白根選手の場合はソフトバンクとの育成再契約を蹴り、自由契約の身となってトライアウトを受けたので話題になりました。ソフトバンクは育成枠で多く選手を保有しているのでそういう現象が起こるわけですが、今後巨人のように育成枠を活用し3軍を作るチームが増えてくると白根選手のケースが雛形になるかもしれないですね。

藤川投手阪神復帰…メジャー挑戦から帰国し四国独立リーグの高知でプレーした後阪神復帰ということで、これも多分初めての例です。米国の独立リーグでプレーして帰国する選手はいましたが、日本の独立リーグの名前を見る機会が今後も増えそうな気がします。

阪神2軍戦ネット配信…このニュースを見て”虎テレ”というものに私も加入しました。2軍の試合といえども気になります。私は変わり目ファンなので、これだけ日本球界や阪神が過渡期にある中で、一軍を目指す選手の動向を見逃すワケにはいきません。

本塁ブロック禁止…いわゆる”コリジョンルール”ですね。これによって危険プレー防止にもなるわけですが、積極的に本塁に向かいやすくなるのでアウトになる率というのはさほど変わらないかもしれませんが攻撃側に有利であることは間違いなく得点は増えそうです。

清原逮捕…とてもショックなニュースでした。清原があの時こうしてればという出来事を思い出します。山際淳司の”ルーキー”ももう一度読み返してみようと思います。

NMBがTORACO応援隊長就任…元々は野球好きメンバーが球場に足を運んだりYNNで野球特番をやっていたことがきっかけになったかと思います。新聞で高校野球の地方大会を取材させてもらっていたこともありますね。これだけニュースを追っていた中でのNMBの登場は偶然とは思えないです。プロ野球全体が盛り上がらないと阪神も盛り上がらないと思うので、TORACO応援隊長の4人には引き続き野球応援の楽しさを探って欲しいです。野球かい全体としても野球のテレビ中継が減り視聴率が下がる中で野球人気を維持する方法はまだ模索し足りないかなと思ってます。Jリーグも勢いあるので野球にもがんばってもらいたいです。
宜野座バーガーの断面を見せる薮下柊

16球団構想…国会で話がでたようですね。以前も2年前、4年前(あるいはもっと昔も?)の同じ季節に同じようなニュースが出たようです。1リーグ制構想というニュースもよく出ますね。私自身この政策について検討してみたこともないですが、面白そうなので前向きに取り組んでくれたらと思います。

金銭授受…”賭博”ではなく”金銭授受”ですね。報道でもごっちゃにさせながら言葉を使い分けてるところが嫌らしいですね。どちらかといえば”賭博”という悪事に”金銭授受”というどうでもいい話を上塗りすることで有耶無耶になることを狙ったプロ野球側の仕掛けた情報操作なんじゃないかという印象持ちましたが、こういう形で取り上げられた以上はやめるしかないですね。ペナント開幕直前の話題なので開幕すれば金銭授受問題は幕切れしそうですが、”賭博”に関しては引き続き対策する姿勢を見せて欲しい所です。



ということで、良い話、悪い話ともありますが野球を根本的に考えるきっかけを与えられてるのかなと思います。あとで蒸し返される情報も多いので理解しておくと話に花がさきます!
以上