1027 サヤソニ道中記(原付 京都⇔大阪)

2018.10.27(土)
万博記念公園で山本彩ちゃんの卒業コンサート『SAYAKA SONIC』が開催される。
NMB48では珍しいその野外コンサートを観に行くことに。

天気予報は雨でしたが、支配人・NMBメンバーのてるてる坊主効果もあり当日は晴れ☀
原付での移動を決意。
ホラー傾向のてるてる坊主たち。

正午。
16時開演のコンサートに合わせ、ゆとりをもって京都入り。
ここでチェーンが外れるアクシデント。
修理の方に来てもらい、大幅に時間をロスし、遅刻を覚悟。
吉野家で昼食。

京都からは国道1号線→国道171号線を走る最短ルートの淀川北路(阪急電車の方)で緩やかに南下。
カラカラと音のしない新品チェーンはなんと心強いことか。

30分ほど遅刻し万博記念公園に到着。
スムーズに走れば2時間余りの道のりだったと思う。
三田麻央のMCや絶滅黒髪少女を聴きながら会場に向かう。途中、3万人の観衆と太陽の塔を目撃。
関ケ原の徳川家康軍規模の観客がここ万博に集結している。

会場へ入るとまずはジャングルジムを聴きながら一服。
チケットの指定ブースはもう人で一杯。
フードコートでモニタ観戦することに。
チームSYバンドとNMBメンバーによる孤独ギター→HA!の共演。格好良かった!
日下このみのソロダンスはこの日のハイライト。
間に合ってよかったです(間に合ってない)。

ライブ終盤、さや姉を乗せたゴンドラがフードコートを横切り、なまぐさな僕たちに手を振ってくださると、西の空に花火が打ちあがった。

防寒装備で来たものの、やはり夜の野外は寒く、さや姉のスピーチを観ながらケバブ。

忘れられないコンサートになりました。

会場を出て急いで原付に跨り喫茶店に駆け込む。
目的はWi-fi環境。大阪チャンネルで卒コン直後の生番組を視聴。
閉店間際の喫茶店、窓際でひとり、ニタニタとスマホを見る儂。
コンサートは感動フィナーレ。ここでは笑いを補給。急いだ甲斐がありました。

21時過ぎ。
給油を済まして予定を練る。
この旅では2ℓの給油で十分。
Google MAPとGPSには頼り切り。お世話になりました。

原付を移動手段に選んだ目的は、コンサート観戦がてらNMBの縁の地(主に食事処)を巡ること。
候補の1つ、心斎橋タイ料理店が早朝5時半まで営業している。これは行かなくてはいけない。寝床より優先的に予定が決まる。

緩やかに南下。
交通量が増え、鉄道網が張られ、バイパスに乗ってしまうスリリングな夜の大阪市内。
いかついお兄さんお姉さんが、ハロウィン衣装に身を包み、いかつさが増してしまう土曜夜の道頓堀。
赤いポリス風の仮装をしたお姉さんに、「スマイルください!」と声をかけるお兄さん。
そんな中、ヘルメットも何もかも手に持ち入店。ミラーも外しとこうかと思った。

やって来たのはタイ料理の『龍多風亜』(新YNN「古賀成美の元祖あまからさんが通る」古賀成美・南羽諒 回)。
いただいたのは番組と同じカオガパオムーサップというご飯もの料理。
ピリ辛で汗がじょわっと吹きだし疲れを忘れる。美味。
唐辛子のソースをかけてみると酸味が出て爽快に。
朝5時半まで遊ぶ活力を得てお会計。

深夜0時半。
梅田より更に北の繁華街から離れた漫画喫茶に入店。
昼前に起床。12時間コースをフル活用。
次の目的地へ。

靭公園の南、無国籍カレー料理店『スパイスカレー43』(KawaiianTV for 光「ぽくぽく百景もぐもぐ旅」古賀成美・林萌々香 回)。
なんと休業日。
梅とレモンのWスプラッシュなるカレーを頼む予定だった。また来よう。

昨日サヤソニのフードコートで食べたケバブのキッチンカーを横目に別の候補地へ。


難波駅から500mほど南、ラーメン『無鉄砲』(新YNN「なっつラーメン アカシシカシラン」明石奈津子・古賀成美 回)。
行列のできる人気店。2度目の入店。
とんこつラーメン、こってり、麺固め、ねぎ多め。
テーブルに置いてある高菜も一緒にいただく。
明石奈津子ちゃんに「今日から豚骨ラーメンが一番好きになった」と言わせしめた名店。美味。

時刻は14時。日が高い内に帰路につく。

帰り道は国道1号線→府道13号線を走る淀川南路(京阪電車の方)。
最後の目的地、枚方を通る。
「あれは幼い頃よく行った枚方パーク」
近くで見るとびっくりドンキーだった。

枚方大橋南詰、『水面回廊』(KawaiianTV for 光「ぽくぽく百景もぐもぐ旅」古賀・林 回)。
番組はこの数十メートルの回廊を散歩し初回の放送を終えるという、斬新な回。

立ち入るとまずトンボをかけたように綺麗に均された歩道。
雑草の一つも生えていない。
並の公務員ではここまで出来ないのだ。
全体を見渡すとウォーキングコースと呼ぶには狭く、豪華庭園と呼ぶには花鳥風月が足りない。しかし例えるなら広く整備された庭園という風情。

左側に浮かぶのは江戸時代の客船『三十石船』の模型。
三十石船というのは三十石(一石=2.5俵)を運べる船、ということ。
この船が江戸時代の淀川(伏見-大阪間)を行き来し、運んだ人数は1日9000人とも1日1000艘分とも別サイトに書いてあったが、ともかく現代の京阪電車並みかもしれない主要インフラだったことが窺い知れる。

この三十石船が舞台の落語が『三十石 夢乃通路』。
これがとてもいい落語なのだ。
落語となるモカのぽくぽく百景~と旅の経路がシンクロし、寄り道が実現した。

水面回廊は枚方大橋脇の狭い道の奥にある。
アイドルを乗せたロケ車がここを訪れる光景はきっとシュールだったに違いない。
土手を隔てた河川敷は休日を過ごす人たちで賑わっていた。

国道13号線は土手を走る道。夏は快適そう。
あれは山崎の合戦の舞台となった山のでっぱり。
この地形が「天下分け目の天王山」の所以である。

17時半頃。
京都市街地に到着。
『坂本龍馬・中岡慎太郎 遭難の地(近江屋敷跡)』。ブログ用に京都ぽいものを撮影しておく。

ずっとリュックを背負っていたことに気付く。
寒いし肩が痛い。
リュックを荷台に乗せ家まではあと一走り…