USBにAndroidOS(x86-4.4-r1)を導入。
PCでAndroidをするにはUSBでなくとも、WindowsでVirtualBoxなどのソフトを使って利用する方法もあります。今回はUSBに導入する方法を記します。今回私が利用した環境は
・ノートPC
・PuppyLinuxOS入りのUSBを1つ(8GB)
・空のUSBを1つ(4GB)
※OSが入ってないUSB2つの方法も記しています
1.空のUSBに導入したいAndroidのLiveUSBを作る
↓ここからandroid-x86-4.4-r1.isoをダウンロードhttp://www.android-x86.org/download
↓ここから.isoファイルを焼くためのツール(Unetbootin)をダウンロード
http://unetbootin.sourceforge.net/
・Unetbootinを起動し空のUSBをパソコンに差し込みディスクイメージをセレクト
・android-x86-4.4-r1.isoファイルをセット
・タイプはUSB drive
・ドライブには空のUSBを指定
この状態で書き込みしてください。
これでLiveUSBが出来上がります。
LiveUSBではAndroidの試用とインストールが出来ます。
2.LiveUSBからAndroidをインストール
・PCをシャットダウンして先ほど作ったLiveUSBを挿し込み再び起動・起動中の画面でF2キーを押せば起動するOSの優先順位を変更できるので、先ほど作ったLiveUSBの優先順位が上に来るようにします。
・こんな画面が表示されます
Default
Live CD
…
Installation - Install Android-x86 to harddisk
→一番下のInstallationを選択します。
・こんな画面が表示されます
sda1 win95 Fat32
sdb1 Linux
sdc1 win95 Fat32 USB Flash Disc2.0
sdc2 Linux USB Flash Disc2.0
Create/Modify partitions
Detect devices
→インストールする先のデバイスを選択します。
私の場合はPuppyLinuxの入ってるsdc2となります。
ここで目的のデバイスが見つからない場合はUSBを挿し直してDetect devicesを選択すれば表示されるかと思います。
間違うと大切なデータを消してしまう危険があるので確実に目的のUSBを選択しましょう。
・formatしますか?
→私の場合は”Do not format”を選びます。
→空のUSBは”ext3”を選びます。
(ext3でのformatを選択した場合、「データが消えるけど本当にformatしますか?」と尋ねられますので”YES”を選びます。)
・boot Loader GRUBをインストールしますか?
→私の場合は既にPuppyLinuxでインストール済みなので”Skip”します。
→空のUSBの場合は”YES”を選びます。
・/system directoryにread-write権限を持たせますか?
→”YES”
・Run or Reboot
→どちらでも構いません。
空のUSBの場合はこれでインストール完了でそのまま使えるはず!
※ここからはPuppyLinuxに限った話
PuppyLinuxとデュアルブートする場合は、Androidを起動するためにファイルを編集する必要がありました。以下はその手順を書いておきます。
3.PuppyLinuxからGRUBを編集する
・PuppyLinuxの第1 partitionのルートディレクトリにあるmenu.lstを編集します
↓menu.lstの中味。赤文字の部分を追記しました。
# menu.lst produced by grub4dosconfig-v1.9.1
color blue/cyan yellow/blue white/black cyan/black
#splashimage=/splash.xpm
timeout 10
default 0
# Frugal installed Puppy
title Puppy precise 5.7.1JP (sda2/precise)
title Androidx86-4.4-r1 (Debug mode)
# Windows
# Advanced Menu
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /precise/initrd.gz
kernel /precise/vmlinuz psubdir=precise pmedia=usbflash pfix=fsck
initrd /precise/initrd.gz
title Androidx86-4.4-r1
root (hd0,1)
kernel /android-4.4-r1/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 vga=788 SRC=/android-4.4-r1
initrd /android-4.4-r1/initrd.img
root (hd0,1)
kernel /android-4.4-r1/kernel root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 vga=788 DEBUG=1 SRC=/android-4.4-r1
initrd /android-4.4-r1/initrd.img
# this entry searches Windows on the HDD and boot it up
title Windows\nBoot up Windows if installed
errorcheck off
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /bootmgr
chainloader /bootmgr
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /ntldr
chainloader /ntldr
find --set-root --ignore-floppies --ignore-cd /io.sys
chainloader /io.sys
errorcheck on
title Advanced menu
configfile /menu-advanced.lst
commandline
それぞれのオプションは
timeout:自動でdefaultを選択するまでの秒数です
default:timeoutの秒数が経過するとX(0,1,2...)番目のtitleを選びます
title:任意の名前ですroot:OSの入っている場所を指します
kernel:homeディレクトリ下の/android-4.4-r1の中にある/kernelを指します
quiet:起動時のメッセージを表示を止める
root=:
androidboot.hardware=:LiveUSBの/syslinux.cfgに記載された名前