NHKBS1メディアの明日 第1回「テレビとネット 加速する融合」を見た感想
今日はFNS歌謡際で木下百花ちゃんのピンクの髪とさや姉のギターをみながらNHK-BS1の番組も見てたのでそっちの感想(秋元康もゲストで出演)メディアの明日 第1回「テレビとネット 加速する融合」 http://nhk.jp/H54Ep04S
インターネットの進歩でネットコンテンツだけでなくテレビ番組を視聴する環境も必ずしも従来の方式ではなくなり、例えばアメリカでは
1.電波塔-(アンテナ)-各家庭[日本に多い]
2.電波塔-CATV-各家庭[アメリカの従来型らしい]
3.電波塔-各家庭用アンテナ+記録用メディア設置施設-ネット回線-各家庭[NEWモデル]
のように好きな時にネット回線を通じてダウンロードして視聴することができるモデルが生まれた(※この施設を運用する会社はテレビ業界から訴訟を起こされ裁判中のよう)
他にもネット回線を通じて視聴者の挙動(再生・早送り・巻き戻し)を蓄積し、番組作りに生かすシステムや
BBCのように1週間好きな時にスマホ等でも番組を見れるシステムの存在も紹介された
BBCiPlayer
http://www.bbc.co.uk/iplayer
NHKオンデマンド
http://www.nhk-ondemand.jp/
じゃあ日本のテレビ番組はどうあるべきかという話になり、
秋元康は
「8Kの技術や地上波デジタルは素晴らしいが、やはりテレビもコンテンツが大事になる」
「勘で作るより視聴者の行動データが蓄積されていた方が需要を狙い定めた番組を作る上で利もある(大ヒット作品が作れるとは限らない)」
「視聴者は新しいものが見たいからYoutubeで動画を探す。ネット的なものがテレビで放送されたり(AKB総選挙)、テレビ的なものがネットで見れたりする新しい試みに視聴者は興味を引かれる」
「今まで番組製作者は視聴者によって番組を細分化してきたがこれからは逆にテレビを家族やみんなで見る時代が改めて訪れるかもしれない」
そんな話をしてた
個人的には、テレビにツイッターの声を抽出してリアルタイムで表示するようなことを試み初めて数年経つが、逆に今後はYoutubeやニコニコ動画のプラットフォームでテレビが見れてもいいんじゃないかと思う。
確かに独自でネットを利用したプラットフォームを作ること自体は難しくないかもしれないが、
テレビ会社が目指すべきはプラットフォームの競争ではなく、1つのプラットフォーム上でコンテンツを競わせることじゃなかろうか。
ひいては端末がスマホであっても「この時間帯は○○テレビのコンテンツが高い視聴率を持った。」なんてことがあってもいいと思う。
また、ライブストリーミングに限定しなければ、
いままでテレビの枠に広告枠(時間)を設けて切り売りしてきたものを、ネット上では純粋にコンテンツの人気でシェアを競い合うことも出きる。
これはニコニコ動画でテレビ番組をわいわい見たらやっぱり楽しいだろうという思いからそう感じた。
じゃあその仕組みは本当に出来るのか、寡占市場の業界がそうしたコンテンツベースでの融合が出来るのかというと、それは番組でも話にあがらなかったが、『面白い番組・コンテンツ作り』という話とはつながると思うし視聴者としては是非そうした環境を望みたい。